単なる作業者ではなく、
お客様のご要望や気持ちに寄り添える
エンジニアでありたい
本社 技術サービス室一課
2019年入社|群馬県出身
ワークライフバランスと業務内容を
見直したいという思いから転職を検討
前職ではプラントエンジニアリング企業のグループ会社で燃料の化学反応を促す触媒の製造に携わっていました。所属していた部門は、触媒を製造している工場の分析試験部。製品の中間品や完成品を分析するのが主な業務内容でした。
親会社が大企業だったため、給与や福利厚生面に関しては満足していました。ただ、土日休みではなかったため、休日に友人と予定を合わせることが難しく、プライベートと仕事のバランスが取りづらいことが転職を検討するきっかけでした。また、「工場の工程の一部として遅滞なく決められた業務を日々こなし続けるという働き方を見直したい」という思いも強く感じていましたね。
「ジョブトライアル」を通じて働き続ける
イメージが湧き、高信化学に入社
高信化学がFSE(フィールドサービスエンジニア)職を募集していることを知ったのは、転職活動中に転職エージェントの方から僕の経歴や希望する条件を踏まえて紹介されたことがきっかけです。さまざまな装置・機械を操作して分析を行うという前職の仕事柄、他社のFSEの方とお会いする機会が多く、以前から面白そうな職種だなと魅力を感じていました。
入社の決め手は、高信化学独自の「ジョブトライアル制度」。面接時にこの制度を面接官の方に勧めていただき、その日のうちに体験日の日程調整をしてくださったことで、「僕の採用をとても前向きに考えてくれているんだ」という好印象を抱きました。後日、入社前に実際の仕事を2日間体験させてもらった結果、思い描いていた業務のイメージと実際の仕事内容にギャップがないかどうかをすり合わせることができ、迷いなく入社を決めることができました。
分析装置の点検・修理に関わる全工程を
一手に担えることが大きなやりがいに
現在は高信化学本社の技術サービス一課でHPLC(高速液体クロマトグラフ)という分析装置の定期点検や修理を担当しています。
HPLCを使用して商品の研究開発や製造を行っているのは、主に医薬品や化粧品といった分野のお客様です。
定期点検は装置1台に対して年1回実施することになっているため、どの時期にどのお客様の点検にお伺いするかスケジューリングしたり、お客様とのアポイントの調整や必要な部品の手配をしたりするなど、定期点検を無事に完了させるまでの全工程を自身で担当しています。案件の規模はお客様によってそれぞれですが、大規模な場合は十数台もの装置の点検を一人で実施することも。点検作業には1台あたり1日〜1日半を要するため、ときには1ヶ月半ほど同じお客様先へ通い続けることもあります。
前職のように製造工程の一部を担うのではなく、点検業務をすべて任せてもらっているため、自分自身が考え行動したことが結果としてダイレクトに反映されることに大きなやりがいを感じています!
何年経っても新しい発見があるほど
複雑で精密な装置に関われるのが面白い!
この仕事の難しさであり面白さでもあるのが、何年同じ装置の点検・修理に向き合っていても常に新しい発見や気づきがあることです。現在の業務を担当することになって5年ほど経ちますが、いまだにこれまで経験したことのない不具合に直面したり、初めて交換する部品があったりするんです。それほど複雑で精密な装置に携わることができるというのは、エンジニアにとって知識・技術を常に高め続けられる業務を経験できているという証でもあるのかなと感じています。
お客様にとっての最善を
常に考え続ける
日々の仕事においては、担当している装置の通常とは異なる点にいち早く気づくことはもちろん、お客様のご要望や気持ちに対して真摯に向き合うことも大切にしています。なぜなら、FSEである以上、単なる作業者ではなくお客様に喜んでいただけるサービスを提供することが求められるからです。不具合を直して終わりではなく、お客様の業務に極力支障が生まれないような作業の実施方法の検討や、点検完了後に今後の取扱いの注意点や懸念事項などをお伝えするなど、お客様にとっての最善を常に考えるようにしています。
今後はエンジニアとしての技術を高めていくだけでなく、部下の育成や、お客様が使用しているHPLC以外の装置のメンテナンスもご相談いただけるように新規開拓活動にも関わっていきたいですね。
これまでのキャリア
- 2012プラントエンジニアリング企業のグループ会社に入社し、
分析試験部で触媒の分析を担当 - 2019高信化学に入社後、フィールドサービスエンジニアとしてHPLCの点検・修理を担当
- 2024技術サービス一課のセクションチーフに昇格